2020年8月22日(土) に「雲の上☁会」を開催させて頂きました。
雲の上☁会とは?ペットロスに因んだグループセラピーの会の名称です。
*雲の上☁会についてはこちら
と、いっても、今回は決行するのも忍びないほど参加者が少数💧
実際にロスを抱えてる方がいなかったので、
グループセラピーでなくペットロスケアについてにテーマを変更させて頂きました。
このように参加者のニーズに合わせられるのも少人数制の特権だなぁと★
多分…みなさんが一番しりたいとこって、こういうことじゃないかなーってことを
主軸にして会を進めさせて頂きました。
まず、グループセラピーの会も同様にお伝えさせて頂いておりますが、
そもそもペットロスとはなんでしょうか?
ペットロスとは
ペットを失うことに対しての、状態、感情などを表します。
*ペットの定義は、neco-matter的に愛玩動物に限らず生き物全てです。
様々な感情や状態を体験するため、心の病気や身体的な病気を患ってしまうこともあります。
年齢や時間、背景や環境や状況。大きさや程度。
誰ひとりとして同じ人はいませんよね。
なので、ペットロスとひとことで言っても、状態や感情も実に様々なのです。
キーワードはひとそれそれ。
ペットロスとは…
亡くなることだけがペットロスではありません。
その子を失うかも知れないと「死」を意識した時から始まっているのです。
ひとのココロってとっても不思議で・・・
盲点ってご存知ですか?
本当はそこにあるはずのものが、脳が勝手に埋めてしまうっていうアレ。
それと似たようなことがひとのココロでも起きるんです。
脳は錯覚を起こしやすいのです。
そして、上図みたいにココロに穴があいた時、
今まであったものを無意識に埋めようとするんです。
これね、仕方ないんです。
だから、無理に埋めようとしなくてもいいし、無理に何かで埋めたっていい。
パズルのピースのようにしっくりはまることはないですが、
全く無いよりは少しでも埋まっている方がいいって方もいるかも知れません。
ここもね、ひとそれぞれなんです。
安全が確保できているのであれば、その方のペースでいいと思うんです。
少しずつ、少しずつ、穴がふさがっていく過程だってひとそれぞれなんです。
安易に「わかるよ」などご自身の経験や尺度でアドバイスしがちです。
聞いている側は、どうしても「励ましたい」気持ちが強くなりますから仕方ないかもしれません。
ですが、それはロスを抱えている方からしたらどうでしょうか?
あなたは、どんな風に声をかけて欲しいと思いますか?
ロスケアについて
こんな質問を頂きました。
もしも、身近なひとがペットロスになったら、どうすればいい?
残念ながら、コレ!という答えがありません。
そして、これが効果的だよというアドバイスもありません。
…元も子もなくてすみません💦
ペットロスケアには答えがありません。
答えが編み出されることもなく、大きさや程度は違えど誰しもが体験することです。
また、所謂「時間薬」が効くほど単純でもありません。
中には十数年もの間、哀しみを抱えたままの方もいらっしゃいます。
じゃ解決策はないのか?というと、ロスケアはあくまで「ケア」なので
ケアとしての観点からできることはあるんです。
大切なことは、その方が
今、どのような状況下で、どのような感情の中にいるのか。
ここが大事だったりします。
聞いてる側は、どうしても励ましたくなります。
相手が大切な方なら、尚更です。それは、至極当然だと思います。
一例をあげるとすると、
ペットロスで間違いなく感情の上位に来るのが「自責の念」ですよね。
「そんなに(自分を)責めたら、あの子が(逝った子に対して)哀しむよ」
この回答も大道ですが、哀しみの真っただ中で、唯一自分を保てているのは皮肉にも「自責の念」でもあったりします。
勿論!程度や安全性や場合によりますが、そっと見守るのも大切な優しさですよね。
気の利いたこと言いたくなるのは、聞いてる側の自分自身も辛いからなんですよね。
ロスケアは、ゼロをプラスにするのではなく、マイナスを今よりマイナスにしない。
マイナスを少しでもゼロにしようとか、プラスにしなきゃとか思わなくって良いんです。
大切なのは、無理にコントロールしようとしないこと。
こちら本位でなく、相手の哀しみに寄り添うこと。
寄り添うって、それぞれの感覚も感情も違うからとっても難しいんですよね。
でも、それがロスケアの真髄なのではないかなぁと。(あくまで私の解釈です💦)
このあたり、もし色々興味ある方は是非!次回開催でご参加をご検討下さいね♪
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